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無職になったら曜日の感覚を失うなんてこと、ありません

2020.11.27

こんにちは、萩ドットライフ()です。

職業人時代に粋がって「僕、フリーですから曜日とか就業時間の概念ないんです」なんてことを言っていました。そして「無職になったら、曜日感覚なんて完全に無くなっちゃうんだろうな」なんてことを思っていましたけど…。そんなワケないのですよ。

これからもずっと曜日を気にして生きていくんだろうな…

すでに新規案件の受注を断っていて「手持ちの案件をすべてクローズさせたら、僕は無職になるしセミリタイア生活に突入しますよ」なんて行ったいたころ「ホントにそんな生活を始めたら曜日感覚なんかなくなるんだろうな」などと思っていました。

まず、僕はもう何年もテレビを持っていないので「今日は○○(番組名)の日だ」なんて感覚を持っていなかったし、スーパーの「○曜日は、○○食品の特売日」みたいなイベントにも興味を示さない質(たち)なんですよね。

だからクライアント(案件担当部署)、広告代理店、制作会社の休業日を気にする必要がなくなれば、僕はいっさい「曜日」というくびきから解き放たれるものだと思っていたのです。
(参考:曜日感覚を失ってからが、本当のセミリタイア生活……なのかもしれない

ところが、無職になりセミリタイア人になったから1年以上が経った今、曜日感覚はまったく失っていません。

「まだ1年しか経っていないので、過渡期なのかな?」というとそんなこともありません。

反対に、無職になろうがセミリタイアしようが、これからもずっと曜日を気にして生きていくんだろうな、という気持ちが強まってきています。

ゴミの日を気にするようになりました

その要因のひとつが「ゴミの日」だろうと思います。

前項で紹介した過去記事を書いた2019年9月、僕はまだ東京のマンションで暮らしていました。
敷地内にゴミ置き場があり、例外的に年末年始に数日閉まるものの、その他はいつでも24時間ゴミを捨てられる環境だったんですね。

なので「ゴミの日」という感覚がなかったのです。

戸建てで暮らし始めると、当然そんなわけにはいきません。
「燃やすゴミは毎週、○曜日と○曜日」「プラスチックごみは隔週○曜日」と、地区ごとに決められています。

だから「資源ごみの日まであと○日か、その日までにこのボトル空けてゴミに出そう」みたいなことも考えながら生活するようになるんですね。

ゴミの処理に関しては、東京で暮らしているときよりもはるかに「曜日」を気にしながら生活するようになっています。

たとえば資源ごみ(缶とかビン)なんて、ひと月に1度しか収集にこないのですよ。
特にビールやハイボールなど、空き缶って大量に出るんですよね。
しかも市の「ゴミの出し方」という資料をを見ると「つぶさずに出してください」って書いてあるんですよね…。

なんでだろ?

ものすごくかさばるのです。
1度タイミングを逃したら、次の収集は次の月なので、なかなかダメージ大きいですよね。

友人に聞いてみると「そういうときは直接リサイクルセンターにクルマで持っていくよ」ってことらしいんですけどね。
やはり、田舎で暮らすためにはクルマ必須なのです。

でも「オレは曜日気にしない。センターに持っていくから」ってわけにもいかないのです。
リサイクルセンターへの持ち込みは土日限定なのです。

社会との接点はなくなりませんしね

僕は、過去四半世紀にわたってフリーランスで働いていましたので、できるだけ土曜・日曜・祝祭日には出かけないようにしていました。
地下鉄に数分乗れば、日本橋や銀座に出かけられる場所で暮らしていたのですが、とにかく混雑がダメだったのですよ。

なので、買い物に出かけるのは決まって平日でした。
繁華街は、それでも混雑してるんですけどね…。

そのクセは、無職になって田舎暮らしをするようになった今でも抜けていません。

できるだけ、土日にスーパーへ行きたくないのですよ。
平日ならば空いてるかというと、時間帯やタイミング(連休空けとか)によってはお年寄りで混雑してたりしますけどね。
(参考:生まれた街に帰ってきたワケじゃなかった

たとえば今日は金曜日ですが「冷蔵庫の中が寂しいな。土日にスーパー行かなくてもいいように、今日買い出しに行っとくか」なんてことを考えています。

飲み会をするときにも「○日とかどう?」「水曜日は○○(いつも行く店)が休みだからダメ」みたいな会話が普通に交わされますしね。

当然、役所や金融機関で何らかの手続をするときには、土日祝を避けてToDoリストに加えます。

結局、無職になろうがリタイアしようが、社会との接点を失うことはないのですよ。
社会と関わり続ける限り、曜日を意識しながら生き続けることになるんですよね。

職業人時代に「僕、フリーですから曜日とか就業時間の概念ないんです」なんてことをよく言っていましたが、ただ粋がってただけなんですね。
そして、その延長で「セミリタイアしたら、完全に無くなっちゃうんだろうな」ってホントに思ってたんですね…。

で、実際にやってみてわかりました。無職になっても曜日の感覚、なくなりません。

自分の身の回りのことをすべて誰かにやってもらいつつ、社会との接点をすべて絶てば、そういうことにもなるのかもしれませんけどね。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。