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そっか。家の中でも厚着をすればいいのか

2020.11.29

こんにちは、萩ドットライフ()です。

長らく空調の効いたマンションで、部屋着いっちょで過ごす生活をしていると、家の中でも気温の変化に合わせて着たり抜いだりする習慣を失っていますね。数十年ぶりに家の中でダウンを羽織っています。でもまだ冬の入り口、本番はこれからですよね。

まだ、冬はこれから

天気アプリを見ると、今こうしてブログを書き始めたときの山口県萩市の気温は7℃らしいです。
もうそろそろ12月ですもんね。

何週間も前から、日中ずっと身を置いている作業部屋ではオイルヒーターを付けています。
これまではずっと、6畳間と3畳間の間の障子を開放して9畳間として使っていたのですが、それだと暖まりきらなくなり、障子を閉めて3畳間として使うことが増えてきました。

広縁を部屋に改造したような場所で、サッシから冷気が入ってくるので、冬の居場所としてはあまり適していないのですが、数少ない板の間なので、事務机や事務椅子、スチールラックを置くのに良かったから、ここを作業部屋にしているのです。

もうちょっと冬が本格化してきて、どうしても寒さに耐えられなくなったら、別の部屋に移動するかもしれません。

そう。まだ冬はこれからなんですよね。
(参考:この街に住み始めて、初めての冬が来ようとしています

寒さのピークって1月くらいでしたっけ?
気温的には2月くらいが一番寒かったようなきがしますが、その頃には体が寒さに順応してますもんね。

オイルヒーターって、部屋が暖まるまでに少し時間がかかるのですよ。
だから、朝起きて寝室のエアコンを止めて作業場に移動して、オイルヒーターを付けるのですが、しばらくはベンチコートを羽織っています。

「そっか。家の中でも寒いときにはダウンを着ればいいのか」って思い至ったのって、つい数日前です。

それまでは、いったん作業場のオイルヒーターをつけてからしばらく、エアコンのある寝室に戻っていました。

おそらく、古い戸建てで暮らしておられる方にとっては、家の中で厚着をするって常識なのでしょうが、長年のマンションぐらしでその習慣を失っていたのです。

真冬でも家の中では部屋着いっちょで過ごす生活を長く続けていましたからね。

いま住んでいる家が、古い築56年の戸建てである上に、もともとセルフリノベーションしながら暮らすことを目的としていたので、エアコンを寝室に1機しかつけていないという事情もありますけどね。

そういえば、中学生になって自分の部屋を与えられてから実家を出るまで、自分の部屋に暖房器具はありませんでした。
ストーブは居間にあるものであって、各人の部屋にあるもんじゃなかったんですよね。

自分用のストーブを使っていたのは、祖母だけでした。

僕の部屋は、居間の真上にある二階の部屋だったので、何も器具がなくてもそれなりに暖まってたという事情もありますけどね。
自分の部屋にいるときは、厚着をしているのが当たり前でした。

空調の中にいるのが当たり前の生活スタイルになってた

大学に入ると、1年次は全寮制だったのですよ。
ひと部屋5・6人構成で、部屋は自習室と寝室に分かれています。

冬になると自習室にはガスストーブが設置されましたけど、寝室にはありませんでした。
だから、就寝ギリギリまで自習室で過ごすのが常でしたね。

自分の暖房器具を持ったのは、大学2年からバレー部の合宿所で生活するようになってからですね。
先輩のお下がりのチャチな電気ストーブでした。もう、部屋の備品みたいになってましたね。

真冬の夜なんて、それではとうてい暖まり切らず、部屋の中でウィンドブレーカーを着ていました。

社会人になってからも、住み始めたのはプレハブのアパート。
自分で稼ぐようになっていたので、ちょっといい電気ストーブと電気ファンヒーターは持っていましたが、電気代がもったいなくて、できるだけ止めて厚着をしていました。

サラリーマンでしたから平日の昼間はいないし、休日も外に出ていることも多かったですしね。
帰ってきた格好のままでしばらく過ごして、お風呂入って、そのまま布団にもぐりこむと、あまり暖房使わないんですよね。

ずっと家の中で暮らすようになったのは、フリーランスになってからですね。
自宅件事務所でしたから。

はじめてRC造のマンションに引越したし、暖房効率もいいので、いつしか1日中空調を効かせながらずっと部屋着でいるスタイルに変わりました。

上着なんて、出かけるときに羽織って、帰ってきたら脱ぐものって感覚になったのがこのくらいからですね。

加齢のせいもあるんでしょうね。
だんだんと、寒さ暑さに耐えられなくなってきますよね…。

着るもので温度調節をする生活

このブログでも何度か触れているように、僕はこの家をセルフリノベーションしながら暮らすつもりなのですよ。
(参考:古民家再生をDIYでやりたい

なので、このまま「古くて空調効率の悪い家」のまま放置することはしません。
見た目や内装がどうこうよりも、まずは床・天井・壁の断熱施工とサッシの二重化が急務だと思っています。

急務っていっても、自分でやるんですから、それなりの月日はかかるんですけどね。

それでも、RC造のマンションほど暖房効率がよくなるわけがないのです。
逆に夏は、エアコン使わない日が増えそうな感じですけどね。

まさに徒然草第55段の「家の作りやうは、夏をむねとすべし」という造りなのですよ。

これから先も、家の中で厚着をしたり、時刻や天気によって服で温度調整をすることになろうかと思います。
東京のマンション暮らしのときように「家の中にいる限り、1日中同じカッコ」というわけにはいかないのです。

加えて「こまめに換気をしましょう」という習慣の大切さが増してきています。

僕が子供の頃から、閉め切った部屋にいては風邪が流行ったり、汚れた空気の中にいては健康に悪いので、休み時間には窓を空けましょう、などと言っていたのですが、そこに新型コロナが加わりましたからね。

例年にまして「換気を、換気を」と言われるようになると思います。

マスクや手洗いのように、当たり前の習慣になるかもしれません。

RC造のマンションだろうと、木造の古民家だろうと、1日のうち何回かは部屋の暖かさを、外気の冷たさで撹拌する工程を経ることになるのです。
そのときは、ダウンとかジャケットとかを1枚羽織って家の中で過ごすことになるんですね。

これからは、コートスタンドは玄関にあるものじゃなくて、リビングにあるものってことになるかもしれませんね。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。