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シロートから始めて学習して。を繰り返していこう

2020.12.14

こんにちは、萩ドットライフ()です。

オッサンになってから新しい領域のことを学ぶって、なかなか楽しいですよ。「オレは無知」を受容するところから始まるので、心に余裕がないとキツいですけどね。僕は無職になって以降、休養はたっぷりなので、なかなか良いコンディションなのです。

資格取得に向けて、学習をしています

第二種電気工事士の資格を取るための学習をしています。

どうしてそんなことをしてるのかというと、もともと山口県萩市に移住してきた理由のひとつとして「古くて安い家を買って、セルフリノベーションしながらセミリタイア生活を過ごしたい」と考えていたからです。
(参考:古民家再生をDIYでやりたい

まだ、そのセルフリノベーションには着手していません。
夏から秋に変わる頃の、家の中を南北に吹き抜ける風の心地よさ感じて「このままでワンシーズン暮らしてみて、計画し直したほうが良さそうだな」という気持ちになったからです。

そのぶん、庭の雑草取りやら、不要な樹の伐採や抜根に勤しんでますけどね。

だからヒマなのですよ。
どうせなら、このヒマな間に第二種電気工事士の資格を取るための学習をしておこうと考えたのです。
(参考:面倒くさいことをそのままにしないための準備動作

もともとは、東京で暮らしていて「セミリタイアして、萩に移住しよう」と企てていたときから「やりたいことリスト」に入っていたのですが、結局のびのびになってたんですよね。

分電盤からの回路の増設や、電力会社とのコミュニケーションは業者に任せるとしても、照明の追加や、コンセントの増設や部材の付替えくらいは自分でやりたいですからね。

「そのくらい、シロートでもできるよ」とおっしゃる方もおられますが、こうしてブログ記事として公開したり、動画の撮影・編集の練習を兼ねて、YouTubeチャンネルを開設したいという目論見もあるのです。

その場合、必ず「そういうの、資格が要るのご存知ですよね」なんてツッコミが入りますしね。
そんな場面に備えたいという意図もありつつ、「ちゃんとした知識を持って作業したほうが、いいに決まってるよな」と考えているからなのです。

シロートが手を出しちゃ危ないから、資格を取得した人の独占業務になってるんでしょうからね。
こういうのは、軽く考えないほうがいいのです。

何かを学ぶ感じの心地よさを思い出しています

先日、自動車の運転免許を取得したことも影響しています。

なんでそんな歳になるオッサンが免許を持ってなかったの? みたいな話は「50代半ばにして、自動車運転免許を取りました」をお読みください。

この年齢になって、体系立てた知識を習得して、試験を受けてその履修効果を測定してもらうっていう行為が、ちょっと刺激的で心地よかったのですよ。

しかも、これまでの数十年間、僕が職業人として関わってきたこととはまったく異なる分野ですからね。
ぜんぜん知識を持っていなかったものごとを、少しずつ詰め込んで時間の経過とともに、自分の中に全体像を作っていくっていう作業がものすごく新鮮でした。

実は30年くらい前に一度運転免許は取得してるのですが、加齢のせいか、まったく感じ方が異なりましたね。
たぶん、それだけ長い間「新しい分野や領域と接する」ということをサボっていたということなんでしょうね。

なので、その「心地よい」感じが、まだ残っている間に第二種電気工事士の資格を取るための学習も始めちゃおう、と考えているのです。

学習と言っても、解説本を読んだり、過去問が掲載されているサイトを見つけて解いてみたり、そこから学習サイトにたどり着いたりを延々と繰り返しているだけなのですが、なかなか困難です。

いったい、どこから手を付ければいいものやら、何を覚えればいいものやら…。
まあ…。照準を合わせている試験日は半年も先なので、まだ乗り切れてないだけなのかもしれませんけどね。

以前投稿した「フリーランスの僕が暇な時にやったこと」で書いたように、自分の職業に関係のあることならば、ずっと学習の習慣はあったはずなのですよ。

ただ「領域が変わると、こんなにもアタフタするものなのか」というくらい、手応えを得られていません。
加齢による影響もあるんでしょうけどね。

シロートを繰り返しながら、思考を補強しよう

正直なところ「第二種電気工事士なんて、そんなに難易度高くないっしょ」なんて、ナメてた部分もあるんですよね。
「資格難易度ランキング」なんてワードでググってみても「簡単」とかに分類されてますしね。

「自分は他領域のことに関して、こんなにも無知だし。学習に際してイトグチさえ見つけられないのか」と、ちょっと落ち込み気味ですね。

得てして学習とは、そんなものなんですよね。

まずは「自分は無知だ」ということを納得して、そこから意味不明な解説文をひたすら読み込むとか、片っ端から用語や公式を暗記していくとか、そんな形稽古みたいなことから始めることが当たり前なんです。

だから仕事がツメツメのときに、それから逃れるように「次のフェーズのために、新しい知識を仕入れよう」なんてことを考えがちなんですが、まあ上手く行きませんよね。

そこそこメンタルに余裕があるときじゃないと、なかなか上手に向き合うことはできません。

そういう意味で考えると、無職になって1年以上が経過し、萩に移住してそろそろ4ヶ月が過ぎようとしています。
知らず識らずのうちに、たっぷりと休養が取れてたんでしょうね。

「オレ、こんなことも知らないのか」みたいなことを発見するのが楽しいのですよ。
自分を無知だとみなすことに対して、心が傷まないのです。

これまで何度もシロートで入門して延々と形稽古に向き合ううち、いつの間にかいっぱしのことを言うようになっていたり、それが飯のタネになってくれたりを繰り返してきました。

オッサンになるにつれて「できることを繰り返してりゃ、どうにかなるな」って感じになってたことも否めないんですけどね…。

せっかく今こうして「他分野に触れて、シロートやるの楽しいな」と再び感じているので、この気持は大切にしようと思っています。
僕が知らない、まったくの「ドシロート」なことって山盛りあるので、何度でも立ち戻れる地点なんですよね。

それを繰り返しながら、ちょっとずつ思考様式や視点を、変えたり補強したりしていくのが、僕のセミリタイア生活のあり方として、なかなか良いのではないかと、思っているところです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。