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「気が進まない」の「気」ってなんなんでしょうね

2021.01.07

こんにちは、萩ドットライフ()です。

気が進まないときには、動かないほうがいいように思います。ときには「壁を乗り越えよう」みたいな話を書くこともあり、矛盾は承知の上なんですけどね。「悪い予感」は当たることが多いのです。でも「気が進まない」の「気」っていったい何なんでしょ?

昨日の続きみたいなものかもしれませんが…

「一緒にやりませんか?」とか「うまく繋がれるといいですね」などと言われても「気が乗らないなあ」とか「気が進まないなあ」みたいなことって、割と多いんですよね。

いまの僕はセミリタイア人なので、そんな話を持ちかけられることなど、ほぼ無くなってるはずなんですけどね。

それでも「暇にしている人だから、声をかければ手伝ってくれるかも」「猫の手程度の役には立つだろう」と思われているのか?
ごくたまにではありますが、会話の中にそんな言葉が差し挟まれることもあるのです。

何かにつけて「ぜひ一緒にやりましょう」と言いたがるくせのある人もいますしね。

僕の生活スタイルはセミリタイア人として最適化されつつあるので、「ずぼらで行こう!」になっているのです。
「儲け話」とか「夢のあるプロジェクト」を語られたとしても「あなたがやることに対して、応援はするけど、オレは一緒にはやらないよ」という反応しかできません。

昨日「面倒くさいことを、拒んでいこう」という記事を投稿したばかりなのですが、まさに「面倒くさい」のです。

この「面倒くさい」と「気が進まない」「気が乗らない」って、「やる気が起こらない」とか「煩わしくて関わりたくない」って感情が起こったときに使う用の似たような言葉ですよね。

こういう感情が起こるのって、はっきりとした理由を言語化できるわけじゃないし、たぶん細々(こまごま)とした理由の複合なんでしょうね。
過去の体験の記憶も含まれてたりね。

というか、自分の感情を深堀りするに至ることもなく、ずっと「気が進まない」の状態のまま、ひっかかり続けてることが多いような気もします。

ドラマのセリフなんかでときどきある「なんだか、悪い予感がするぞ」みたいな感じに近いのですよ。
実際にそんなセリフを口にしたことはありませんが、そんな気持ちになることは多々あるのです。

当たることが多いのです

昨日の「面倒くさいこと」と同様に、気が進まないことでも断りきれないことってありますよね。

好きな人からの依頼だったり、いろんなしがらみがあったり…、ね。

「気が進まない」「気が乗らない」=「なんだか、悪い予感がするぞ」って、当たるのですよ。

いや、「嫌な予感がしても、とりあえず乗ってみ。それが成長につながるよ」って話に繋げるためのエピソードもいっぱいあるのですが…。
もしかすると、悪い結果に向かい合ったときに「始めっから、気が進まなかったんだよね」と後付で考えてる事例も皆無ではないでしょうが…。

確率的に「悪い予感は当たる」という、印象を僕は持っています。

僕が過去四半世紀にわたる、フリーランスのデザイナー生活を振り返ってみたときに、実はこの「気が進まない」感覚が50代半ばまで職業人で居続けられた要因だと思っているのです。

…と、ここまで書いて「あれ? こんなこと前にも書いたことあるぞ」と思って過去記事を検索してみると「仕事を請ける・断るということという記事の中で、似たようなことを書いていましたね。

2年以上前。まだ職業人だったころ書いた文章です。「地雷回避能力」って言葉を使ってました…。
でも、そのくらいの感覚でいたほうがいいのですよ。

セミリタイアした今でも「自分の気に正直に振る舞ったほうが、職業人寿命は伸びる」と信じています。

「気」ってなんなんでしょうね

「気が進まない」「気が乗らない」の「気」ってなんなんでしょうね。
前々項でも少し触れていて「たぶん細々(こまごま)とした理由の複合」みたいな表現をしているのですが、まあそんな感じなのでしょうね。

以前どなたかが、SNSだったかネット記事だったかで、仕事を請ける条件として、

  • 好きな人と組めること
  • 報酬が満足のいくものであること
  • 自分を成長させてくれること

って書いておられて、「まったくそうだ。完全に同意する」と思いながらテキストを目で追っていた記憶があります。
微妙な言い回しは、この通りじゃないかもしれませんけどね。

この3要件に当てはめてみると「嫌いな人と組まされる」「報酬が足りていない」「自分の成長に繋がらない」のであれば、最初から判断できるのですよ。
「嫌です。お断りします」っていうときもあれば、「割り切ってやってみます」ってときもありますけどね。

「条件に合わない=何が何でも断る」ってわけでもないのです。

でも「気が進まない」は、そういうことでもないのですよ。
むしろ、ちゃんと熱意を感じることはできていたり、「うまくいくと楽しそうな感じだね」って要素が含まれていたりはするのですが「それでも、なんか気が進まないぞ」ってことがあるのです。

あなたは、いかがです? そんなことってありません?

前述のように「理由の複合」なのだとは思うのですが、多分に「人間の反り」の問題が含まれているような気もします。
「いい加減にしろよ! もうやめよう」ってほどでもなく「なんなんだよ、もう」程度の、態度た言葉に表すほどでもない不快さの積み重ねですね。

そういった、意識するほどでもない「理由の複合」とか「不快さの積み重ね」が、「気が進まない」に繋がってるように思うんですよね。

たとえば僕が、過去を振り返ってパッと思いつくのは、

  • 電話をかけてくるのはいいけど、前段の世間話が長くてウザい
  • どうでもいい周縁の話からはじめて、本題にたどり着くまでが遠い
  • メールのやりとりの反応が帰ってこないし、ピント合わない
  • 小打ち合わせで入ったカフェなのに、メニュー決めるのクソ遅い

とかでしょうかね。じっくり考えると、まだまだいっぱいありそう。
ひとつひとつのエピソードは「そんな人、いっぱいいるじゃん。そんなにカリカリするほどのこと?」なんですけどね…。

もうひとつ付け加えると、この感覚を共有できない人と一緒に行動するのは「気が進まない」ですね。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。