興味のなかったことに関心を持ってみる
2021.02.20
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。第二種電気工事士の学習にハマっています。そっち方面の職業に就きたいわけじゃありません。ちょっとしたきっかけで関心を持ってしまい「資格に挑んでみようかな」と思っているのです。オッサンになってから勉強してみるのって、なかなかいいですよ。
第二種電気工事士の学習にハマっています
このブログのいろんなところで「いま勉強してるんだよ」って書いているように、今いちばん関心をもって取り組んでいることは、第二種電気工事士の学習です。
とくに、そっち分野の職業に就きたいわけじゃありません。
ちょっと関心が生まれて「いっちょ挑んでみるか」くらいのものです。
寒くて外に出るのがおっくうなので、家にいながらできることにハマってるだけなのかもしれません。
本当はセルフリノベーションをしながら暮らすために、今の家を買ったはずなのに少し気が変わって「今のままフルシーズン過ごしてみてから、再度考え直そう」ということにしてしまったので、DIYに関する知識を付けたかったという側面もあります。
(参考:古民家再生をDIYでやりたい)
これまでの人生の中で、電気工事に関する興味なんて持ったことがありませんでした。
「DIYやりながら暮らしたいな」なんて思いついてからも、イメージするのは木を切ったり組んだり、壁を塗ったり貼ったりみたいなことばかりで、電気工事のことなんてさっぱり忘れてたんですよね。
カッコいいコンセントやスイッチとか、照明器具には関心があったんですけどね。
YouTubeでDIY動画をみていると頻繁に「※この作業は第二種電気工事士の資格が必要です」みたいな注釈が付くことがあるので、それでなんとなく意識し始めたんですよね。
それでも「なるほど、ここは業者に任さなきゃいけない部分なんだな」程度の認識でした。
いっぽう「資格を持ってるといいな」くらいのことは漫然と思っていたのですよ。
「さあ、やるぞ」の手前くらい「とりあえず教本買ってみた」レベルですね。
1年半くらい前、まだ東京で暮らしている頃に投稿した「長期休暇が明けたときのことを想って」でも「第二種電気工事士の資格取りたい」なんて書いてますね。
すべては自発なのです
だからといって「資格を取れば、家の中の電気工事がすべて自分でできる」なんてことは思ってやしません。
資格の取得は、あくまでも「入門」であって、本職の証じゃありませんからね。
せいぜい簡単な工事くらいは自己責任で合法にできるようになるだろうし、電気屋さんとのコミュニケーションがスムーズになるくらいのものだと思っています。
ただ「これまでまったく興味のなかったことに関心をもってみること」って、なかなかいいですよ。
先日投稿した「人生が連続してる必要なんてありません」という記事を書きながら思ってたんですけれども、忙しいときとか、乗ってるときって、すごく充実していて満足度も高いのですが、自分の得意な範囲をぐるぐると回ってるだけだったりするんですよね。
それを求められた上での職業なのだから、それでいいんですけどね。
当然、新しい知識もインプットしますし、技術のアップデートも怠らないのですが、どこかしらで「ポジションを守るため」だったり「クライアントに喜んでもらうため」みたいな、外部からの欲求に応えるためという側面が強いんですよね。
無職になると、そういうことからまったく解き放たれるのです。
クライアントや代理店から「最近こういうのが受けいいんですけど、できたりします?」なんて言われることもありません。
自分の思いつきのままだけで、何かにハマったり時間やお金を費やすことができるのです。
この感覚って、もしかすると子供のとき以来かもしれません。
ちょっと大きくなると、趣味や遊びでも「誰かと一緒」だったりしましたからね。
毎年ひとつは新しいことを
「そういや、こんなこと前にも考えてたよな」と気づいて、過去記事を検索してみると、年末に投稿した「人生における仕事の役割を、過大評価してたかもしれない」の中で、
「毎年、何かの入門者になるようにしよう」などと考えています。
なんてことを書いてますね。
たぶんしばらくは、定期的に似たようなことを書き続けることになるんでしょうね。
後述しますが「この感覚は、なかなかいいぞ」って思っていますから。
今は時期的なこともあり「来年の確定申告、税理士経由せずに自分でやってみようかな」なんてことをちょっと思っています。
今年はマンションを売却したりしてて、ややこしそうなので例年通り税理士に依頼しますけどね…。
暖かくなったら、動画の撮影&編集の練習もしてみたいですしね。
Adobeの動画編集ソフトPremiere Proはもう何年も前から、インストール済みなのです。Adobe Creative Cloudを契約してますからね。
三脚もジンバルも購入済みです。
でも、この2つは「興味のなかったこと」じゃないんですよ。
ずっと「やるやる」言いながら、放置してきたことなんですよね…。
いまやってる第二種電気工事士、一発で合格するかどうかは謎ですが、これにケリがつけばまた何かしら新しい「これまで興味のなかったもの」ものに巡り合うでしょ、たぶん。
無駄になってもかまいません
そもそも、本気で「第二種電気工事士の学習開始しよ」って思いついたのって、自動車免許を取得したことがきっかけだったんですよね。
(参考:50代半ばにして、自動車運転免許を取りました)
僕、いま50代後半なんですが、この歳になって何かを系統立てて学習するって、思いの外キツいですよ。
「オレって、こんなに勉強苦手だったっけ? 何も覚えられないし、理屈が全く頭に入ってこないぞ」って状況にちょっと狼狽します。
老いですね。
ただ、ずっと過去問集や解説書と取り組んでると、だんだんと「そっち側の頭」になっていくんですよね。
学習慣れ、解答慣れしてくるのですよ。
その感覚が、ちょっと刺激的で快感でした。
1回目に運転免許を取った20代の頃って、なんとなく覚えて、なんとなく合格したので、何の感情も湧かなかったんですけどね…。
なので「この感覚はなかなかいいぞ。意図的に繰り返していこう」と思いついたのが動機で、いま第二種電気工事士の学習にハマっているのです。
正直、電気工事のことなんかサッパリでした。
オームの法則くらいは聞いたことあるけど、抵抗の計算とか理科の授業とかでやりましたっけね?
膨大な公式やら、部材ごとのいろんな数値やら、器具の用途やら、法律やら、いっぱい記憶しなきゃいけないし、これまでの人生でまったくカスッたこともない世界です。
それが、問題を解いたり解説文を読んだりしていると、だんだんと解るようになっていくものなのですよ。
いつの間にか、そこそこ点数も取れるようになってきて「あれ、オレ通るぞ」みたいな感覚になっていくのです。
この資格を取ることで、これからの僕の人生が変わるとは思えません。
でも、常に新しいことに向き合い続け、刺激を受け続けることが、僕の人生に大きく影響してくれるような気がしているのです。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。